「持病があるけど、家庭用脱毛器は使えるの?」
「ほくろだらけの腕に当てて大丈夫?」
「ヒゲを減らしたいけど、顔にはNGって聞いた…」
そんな悩み、ありませんか?
私は家庭用脱毛器を4年以上使い、無人のセルフ脱毛サロンも利用してきました。「自分は対象なのか分からず不安」という気持ちは、よくわかります。
この記事を読めば、次のことがわかります。
- 使えない人・先に医師に相談したい人の目安(→「自分は大丈夫かな」のモヤモヤがスッキリします)
- ほくろ・日焼け・タトゥーなど、メーカーが照射不可としている肌の状態
- 顔・ヒゲ・VIOなど、男性が迷いやすい部位のNG
- 取扱説明書(取説)のどこを見れば、自分の機種の答えが分かるか
結論からお伝えします。
NGの基準は機種ごとに違います。
持病・服薬・肌の状態・部位のどれかに当てはまる、または迷うときは、使う前に最新の取扱説明書を確認してください。不安があれば、皮膚科などの医師に相談しましょう。
なお、本記事の内容は「機種・取扱説明書の版」によって基準が変わります。
数字や可否は、必ずメーカー名・機種・取説の版とセットで読んでください。
機種選びの全体像は家庭用脱毛器の選び方まとめにまとめています。
結論:家庭用脱毛器のNGは「人・肌・毛・部位・使い方」の5つ
全部覚えなくても大丈夫です。まず5つに分けて、自分に当てはまるところだけ見てください。
NG早見表
迷いやすいポイントを、一覧にしました。表の内容はあくまで「メーカーが注意として挙げている例」です。
実際の可否は、手元の機種の取説で確認してください。
| 分類 | 例 | 迷ったら |
|---|---|---|
| 人 | 持病・服薬・光に敏感 | 医師・取説 |
| 肌 | ほくろ・タトゥー・日焼け・傷 | 照射しない→取説 |
| 毛 | 白髪・明るい色・産毛 | 取説の対応毛色 |
| 部位 | 目周り・粘膜・VIO内側・陰嚢 | 取説の使用不可部位 |
| 使い方 | 濡れた肌・同じ所へ重ね照射 | 取説の手順 |
基準は機種ごとに違います
「家庭用脱毛器はこう」と一括りにできないのが、いちばんややこしいところです。
メーカーや機種、取説の発行年で、書かれている内容が違うからです。
たとえば顔について、次のような違いがあります。
- Ulikeの公式FAQ:顔は可、耳・目の周りは不可と記載
- Philips ルメア エッセンシャル(BRI862/BRI863)の取説(確認した版):男性は顔全体と男性器に使用不可と記載
同じ「顔」でも、書き方が正反対に見えますよね。だからこそ、他の人の口コミより、自分の機種の取説が基準になります。
使えない人・先に医師に相談したい人
持病や薬があると、家庭用でも不安になりますよね。ここでは「メーカーが何と書いているか」を紹介します。
使えるかどうかの最終判断は、医師にご相談ください。
持病がある場合
持病に関する記載は、メーカーや機種で大きく違います。
- Philips BRI862/863(確認した版の取説):心臓疾患、糖尿病、ケロイド、皮膚疾患のほか、医師の治療中の人などを使用不可と記載
- ReFa BEAUTECH EPI:悪性腫瘍、心臓障害、出血性疾患、糖尿病、高血圧などは医師に相談と記載
- Ulike(公式FAQ):ケロイド治療中、光線過敏症の診断歴がある場合は推奨されないと記載
「使えるかどうか」は機種で違います。
当てはまる項目がある方は、自己判断で使い始めず、先に医師へ相談してください。
服薬中の場合
薬を飲んでいる方は、とくに迷いやすいところです。
Philips BRI862/863の取説(確認した版)には、鎮痛剤、感光性(光への反応)を強める薬、抗凝血剤・アスピリンの多用、免疫抑制剤を使っている人は使用不可、と書かれています。
ReFa BEAUTECH EPIは、内服・外用を問わず薬を使用中なら医師に相談、という記載です。
ただし、薬の名前で「この薬ならOK」とは、この記事では判断できません。
主治医か薬剤師に、取説を見せて確認するのが確実です。
年齢・体調
短く触れておきます。
- Ulike(公式FAQ):18歳以上を推奨
- Philips BRI862/863(確認した版の取説):15歳未満は使用不可と記載
- ReFa BEAUTECH EPI:体調不良のときや飲酒時は使用不可と記載
なお、妊娠中・授乳中については、Philips BRI862/863とReFa BEAUTECH EPIが使用不可と記載し、ケノン公式FAQも妊娠中は利用不可と案内しています。
家族やパートナーと機器を共有する場合は、取説を確認してください。
照射NGの肌の状態と毛の条件
「ここ、当てて大丈夫?」と一番迷うのが、肌の状態ではないでしょうか。見落としやすい順に見ていきましょう。
ほくろ・シミ・あざ
ほくろの多い腕や脚は、男性にとって身近な悩みです。メーカーの記載は次のとおりです。
- Philips BRI862/863(確認した版の取説):いぼ、ほくろ、そばかす、しみ、濃い色素斑を使用不可部位と記載
- ReFa BEAUTECH EPI:しみ、肝斑、あざ、ほくろ、いぼを使用不可部位と記載
- Braun Silk-expert Pro 3(公式ページ):ほくろ・しみなどには使用しないと記載
Ulike公式FAQとケノン公式FAQでは、ほくろの記載を確認できませんでした。これは「使える」という意味ではありません。
取説か、メーカーの窓口で確認してください。
ここで大切な注意があります。
ほくろを避けて照射する、シールで隠すといった方法は、メーカーが認めているかを確認できない限り、自己判断で行わないでください。
また、形・色・大きさが変わってきたほくろは、使用前に皮膚科を受診しましょう。
タトゥー・アートメイク
数少ない共通項が、ここです。
Philips、ReFa、Ulike、Braunの各社と、ケノンの公式FAQ(永久化粧部位を含む)が、タトゥーやアートメイク部位を使用不可・非推奨(または対象外)と記載しています。
日焼け・傷・ニキビ・湿疹
肌が弱っているときは、照射を控えるのが基本です。メーカーの記載例を挙げます。
- Philips BRI862/863(確認した版の取説):日焼け後は最低2週間あけてから使用と記載(他の機種には当てはまりません)
- ReFa BEAUTECH EPI:日焼けした部位、傷、にきびを使用不可と記載
- Ulike(公式FAQ):やけど、水疱、切り傷、感染症などの損傷は推奨されないと記載
日焼けしやすい季節に始める時期の考え方は、冬から脱毛を始める理由と時期の考え方で整理しています。
肌色が濃い・敏感肌・アトピー
肌色の判定は、機種ごとの肌色チャートで確認します。自分の感覚で決めないようにしましょう。
- Philips BRI862/863(確認した版の取説):肌タイプV・VIは使用不可、アトピーなども使用不可と記載
- Ulike(公式FAQ):肌が真っ黒な場合や日焼けしている場合は推奨されないと記載
- Braun Silk-expert Pro 3(公式ページ):センサーが肌色を読み取り、出力を調整すると記載
毛の色(白髪・産毛・明るい色)
毛の色については、メーカーごとに対応範囲の書き方が違います。
Philips BRI862/863の取説(確認した版)は、生来の毛が金・白・灰・赤の人を使用不可と記載しています。
ケノンの公式FAQには、産毛は色が薄いと反応しにくく、強力カートリッジが推奨されるとあります。
そのほかの機種は、取説の「対応毛色」を確認してください。
部位別NG:顔・ヒゲ・目の周り・粘膜・陰嚢(男性向け)
ヒゲやVIOは、男性ほど気になる部位かもしれません。ここは機種差が大きいので、慎重に見ていきましょう。
顔・ヒゲ
先ほど触れたとおり、顔の可否は機種で分かれます。
Philips BRI862/863の取説(確認した版)は、男性は顔全体と男性器に使用不可と記載しています。
現行機種については、最新の取説をご確認ください。
一方、Ulike公式FAQは顔は可、耳と目の周りは不可です。ケノン公式FAQは、鼻先と耳を結ぶ線より上(まつ毛・眉・こめかみ・まぶた・ひたい・目の周辺)には照射しないと案内し、ヒゲは他の部位より回数が必要としています。
ヒゲに向く機種を知りたい方は、ヒゲ脱毛に使える家庭用脱毛器の選び方も参考にしてください。
目の周り・まぶた
ReFa BEAUTECH EPIは、頭部・耳・眉・目の周りを使用不可と記載しています。
Ulikeも、目の周りと眼球は不可です。
目は、光の影響を受けやすい大切な部位です。
保護具や目の安全の詳しい話は、家庭用脱毛器の光と目の安全にまとめました。
粘膜・VIO内側・陰嚢・乳首
デリケートな部位ですが、淡々と事実だけ整理します。
- Philips BRI862/863(確認した版の取説):乳首・乳輪、外陰部、肛門などを使用不可と記載
- Ulike(公式FAQ):VIOの内側、陰嚢、肛門、粘膜に使用しないと記載
- ReFa BEAUTECH EPI:粘膜、乳首、外陰部などを使用不可と記載
陰嚢については、一つのクリニックの例として、医療脱毛の注意書きに「男性不妊リスクを否定できず、安全性は未確立」との記載があります。
これは1クリニックの案内であり、家庭用脱毛器の基準ではありません。
ただ、メーカーが陰嚢を不可としている例があることは、覚えておいてください。
VIOの進め方はVIO脱毛の基本ガイドで紹介しています。
ピアス・インプラント・首・頭部
ピアスやインプラントがある方は、見落としがちです。
Philips BRI862/863(確認した版の取説)は、ピアス部位、シリコン注入部位、ペースメーカーを使用不可と記載しています。
ReFa BEAUTECH EPIは、頭部・耳・首のほか、整形や埋め込みの部位も不可です。
さらに、磁石を内蔵しているため、ペースメーカーなどとの併用も不可と書かれています。
使い方でNGになるケース
肌や体質が大丈夫でも、使い方でトラブルになることがあります。うっかりやりがちな例を確認しましょう。
メーカーの記載は、次のとおりです。
- 濡れた肌、入浴直後、温めた肌、毛抜き・ワックス・除毛クリームの処理後は不可(ReFa BEAUTECH EPI)
- 毛抜きやワックスの後は、毛が再び生えるまで使わない(Philips BRI862/863、確認した版の取説)
- 同じ箇所に、1回のお手入れで2回以上照射しない(Philips BRI862/863、確認した版の取説)
- 同一箇所は1週間に1回まで(ReFa BEAUTECH EPI)
間隔や回数は機種ごとに違います。
数字は、必ず手元の取説で確認してください。
また、痛みや赤みが出ているのに、出力を上げるのは避けましょう。
取説に書かれた出力の目安を超えないことが大切です。
異常が出たとき
照射後に肌の異常が出たときの目安も、メーカーごとに違います。
- Philips BRI862/863(確認した版の取説):3日以内に症状が治まらない場合は皮膚科医へ
- ReFa BEAUTECH EPI:48時間後も赤み・はれ・かゆみが続く場合は医師へ
どちらも、使用を中止して受診を勧める内容です。
冷やし方などのケアは、脱毛後のアフターケアで解説しています。
取説の見方3ステップとメーカー別の表記例
迷ったら、結局は手元の取扱説明書が答えです。どこを見ればいいかだけ、押さえましょう。
取説で見る3ステップ
- 型番と取説の版(発行年)を確認する:メーカー公式の最新版かどうかも見ます
- 「使用できない方・部位」「使用上の注意」の章を読む:自分の持病・薬、肌(ほくろ・日焼け)、部位(顔・VIO)を照らし合わせます
- 記載がない、または迷う項目は相談する:メーカー窓口か医師に聞きます。記載がない=OK、ではありません
機種そのものの選び方は、家庭用脱毛器の選び方まとめで比べられます。
メーカーごとの書き方の違い
同じ項目でも、載せ方がメーカーで違うことが分かります。
| 項目 | 不可と記載している例 | 記載を確認できなかった例 |
|---|---|---|
| ほくろ・シミ | Philips・ReFa・Braun | Ulike・ケノン |
| 男性の顔 | Philips | Braun |
| 日焼け | Philips・ReFa・Ulike(非推奨) | Braun |
| 服薬 | Philips・ReFa(医師に相談) | Ulike・ケノン・Braun |
確認日は2026年10月23日です。表の機種と資料は次のとおりです。
Philipsは ルメア エッセンシャル BRI862/863(確認した版の取説)、ReFaは BEAUTECH EPI の取説、Braunは Silk-expert Pro 3 の公式ページ、UlikeとケノンはそれぞれFAQです。
取説の版や機種により、内容は異なります。
「記載を確認できなかった」は、使えるという意味ではありません。
自己チェックリストと相談先
買う前、当てる前に、1分でできる確認です。気になる項目があれば、そこで立ち止まってください。
買う前チェック
- □ 候補の機種の取説を、メーカー公式サイトで探して読んだ
- □ 取説の型番と発行年が、買う機種と合っている(旧モデルの取説を見ていない)
- □ 持病・服薬が「使用できない方」「医師に相談」に当てはまらない
- □ 脱毛したい部位(顔・ヒゲ・VIOなど)が、使用不可部位に入っていない
- □ 自分の毛の色と肌色が、対応範囲に入っている
- □ 不安な点は、購入前にメーカーか医師に確認した
照射前チェック
- □ 日焼け、傷、ニキビ、湿疹がない
- □ ほくろ・タトゥー・アートメイクの部位に当てない
- □ 入浴直後や濡れた肌ではない
- □ 目の周り、粘膜、VIO内側、陰嚢に当てない
- □ 取説の出力の目安と、照射の間隔を確認した
- □ 気になる肌の変化があれば、使用を中止して取説を見直す
迷ったときは誰に相談する?
状況に応じて、相談先を選びましょう。
- 使い方や機種ごとの可否:取説、メーカーの窓口
- 持病・薬・肌の異常:皮膚科、かかりつけ医、薬剤師
- 購入や契約のトラブル:消費生活相談窓口(消費者ホットライン188)
サロン・医療脱毛との違い
サロンやクリニックの基準は、各施設の案内で確認します。
家庭用脱毛器は、自分で取説を読んで確認する必要があります。
無人のセルフ脱毛サロンの違いは、無人脱毛サロンのガイドで整理しています。
実際に使った体験は、ヒゲ脱毛の体験談とケノンのレビューをご覧ください。
よくある質問と、まとめ
最後に、よくある疑問に答えます。数字や可否は、いずれもメーカー・機種・取説の版つきの記載例です。
- ほくろがある部位に使っていい?
-
Philips BRI862/863(確認した版の取説)、ReFa BEAUTECH EPI、Braun Silk-expert Pro 3の公式ページは、ほくろを使用不可(または使用しない)と記載しています。避けて当てる、シールで隠すといった判断は自己判断せず、メーカーと皮膚科に確認してください。
- 薬を飲んでいるが使える?
-
薬の名前だけで、可否はこの記事では判断できません。取説の服薬の項目を確認し、主治医か薬剤師に相談してください。
- タトゥーの近くは?
-
Philips、ReFa、Ulike、ケノン、Braunは、タトゥー部位を不可・非推奨(または対象外)と記載しています。周辺の可否は、機種の取説かメーカーに確認しましょう。
- 日焼けしたら、どのくらい空ける?
-
機種によります。Philips BRI862/863の取説(確認した版)は、日焼け後は最低2週間あけてから使用と記載しています。他の機種に当てはまる数字ではないので、手元の取説で確認してください。
- 白髪や産毛は反応する?
-
Philips BRI862/863の取説(確認した版)は、金・白・灰・赤の毛を使用不可と記載しています。ケノンの公式FAQは、産毛は色が薄いと反応しにくいとしています。機種の対応毛色を確認しましょう。
- 照射後に赤みや痛みが続くときは?
-
Philips BRI862/863の取説(確認した版)は、3日以内に治まらない場合は皮膚科医へ、とあります。ReFa BEAUTECH EPIは、48時間後も続く場合は医師へ、という記載です。ケアは脱毛後のアフターケアを参考にしてください。
まとめ
ここまで読んで、いかがでしたか。家庭用脱毛器のNGは、「人・肌・毛・部位・使い方」の5つに分けて考えると整理しやすくなります。
基準は機種や取説の版で違うため、迷ったときの順番は決まっています。
まず手元の最新の取扱説明書、それでも不安なら皮膚科などの医師です。「記載がない」は、安全という意味ではありません。
効果や安全性は、人によって違います。機種選びの全体像は家庭用脱毛器の選び方まとめで確認して、納得できる一台を選んでくださいね。
出典と確認日(2026年10月23日)
- Philips ルメア エッセンシャル BRI862/70・BRI863/70 取扱説明書(PDF内に版の明記なし。URL上の日付は2020年2月。現行機種は最新の取説を確認):取扱説明書PDF
- ReFa BEAUTECH EPI 取扱説明書:取扱説明書PDF
- Ulike よくある質問(公式FAQ):Ulike公式FAQ
- ケノン よくある質問(公式FAQ):ケノン公式FAQ
- Braun Silk-expert Pro 3(公式ページ):Braun公式ページ
- にしたんARTクリニック 医療脱毛の注意書き(1クリニックの例):注意書きPDF